エッセイというかなんというか

20代前半の若造です。毎日更新するつもり。

▶たたかう ▷にげる

コマンド【command】命令。指令。特にコンピュータで、特定の処理の実行を指令する信号や命令。

広辞苑 第七版 岩波書店より)

 

 

めいわくなおじさん が あらわれた! ▶たたかう にげる ぼうぎょ どうぐ 。ゆうしゃは にげだした! しかし まわりこまれてしまった! めいわくなおじさんのこうげき! ゆうしゃに10のダメージ! ゆうしゃはにげだした! うまくにげきれた!

 戦うのが面倒くいほどレベルが高かったのか、それとも怖気づいたのか。プレイヤーはにげるのボタンを連打した。私もひたすらにげるのボタン押し続ける方だ。ダメージをくらうのが怖い。

 仮想空間だけの話ではない。人は課題や困難に出くわすとコマンドを選択する。そのコマンドは二つしかない。「たたかう」か「にげる」か。

 ひたすらたたかうを選ぼうが、ずっと逃げ続けようが各々の戦略である。しかし、にげるが選べない場面がある。大事なボスとの戦いでは、にげるを押しても反応しない。アイテムを駆使してでもいいから戦わなければならない。 

 今だから分かるが、私は「にげる」のコマンドを好んで使っていた。逃げるが勝ちともいうが、逃げちゃいけないときもある。裏技を使おうとするなよ?これからの道のりで「たたかう」しかないシーンはきっと随所に現れる。怖気づくけどやるしかない。地道にレベル上げしておくんだよ。