エッセイというかなんというか

20代前半の若造です。毎日更新するつもり。

疎水

【馴染む】(ナレシムの約)①なれて親しくなる。なつく。②なじみ客になる。馴染金を出す。③しっくりする。調和する。とけあう。

広辞苑 第七版 岩波書店より)

 

 

 

・人と会って話をすることは私の心に強い影響を与える。もともとかもしれないが心が柔らかくなる。柔らかいものは良くも悪くも外部からの刺激に敏感に反応する。

 その刺激を避けたいがために、他者と関わらないようにするという選択は賢明とは言えない。誰かとの交流からもたらされるものには、計り知れない価値がある。その価値は一人では手に入れにくい。

 頭では分かっている。でも心が正直に反応する。なんで私はここにいるのかと思う瞬間がある。自分はここに来たくて来た?きたくなかったという気持ちは強かったよ。じゃあなんでいる?ここにいるべきだと思ったからか。人との交流は適度にしなければならないからか。こんがらがってきた。

 自分が馴染んでいる場所と、馴染んでいない場所があると思う。しっくりくる、気をつかわないでいい、素でいられる、そういうところを馴染む場所という。そこが居たい場所、居るべき場所なのかは分からない。

 なれない、気をつかう、取り繕う、それは馴染めない場所。そこはとても居心地が悪い。今すぐにでも逃げ出したいだろう。でもそういうところが、いるべき場所、いなければならない場所…なのだろうか。馴染むまでにはそこそこの時間と労力が必要だよなぁ。